想定した為替レートで外貨運用した場合の円建て利回りを計算します。
計算例
例)米ドル1年定期預金をした場合の実質利回りは?
前提条件
預入金額: 100万円 = 1万ドル
為替レート(中値):100円 TTS :101円(為替手数料1円の場合)
金利: 1%
計算
1年満期時:10,000ドル ×(1 + 0.01)= 10,100ドル
税引後:10,000 + 100 × (1 – 0.2)= 10,080ドル
(利息部分に対して、20%(所得税15%、住民税5%)源泉徴収される)
1)為替レートが同じ場合:為替レート(中値):100円 TTB:99円
10,080ドル × 99円 = 997,920円
実質利回り: ((997,920 – 1,000,000)/ 1,000,000)× 100 = -0.21%
2)円高になった場合:為替レート(中値):95円 TTB:94円
10,080ドル × 94円 = 947,520円
実質利回り: ((947,520 – 1,000,000)/ 1,000,000)× 100 = -5.25%
3)円安になった場合:為替レート(中値):105円 TTB:104円
10,080ドル × 104円 = 1,048,320円
実質利回り: ((1,048,320 – 1,000,000)/ 1,000,000)× 100 = 4.83%
参考
為替差損益 = 外貨建て元本 × (満期日のTTB ー 預入時のTTS)
2)の例の場合、
為替差損 = 10,000ドル × (94 – 101)= -70,000円
3)の例の場合、
為替差益 = 10,000ドル × (104 – 101)= 70,000円
※為替差益の場合は雑所得で総合課税の対象となりますが、給与、退職所得以外の所得が20万円を超えなければ確定申告は不要です。
※為替差損は雑所得内で損益通算可能となりますが、詳しくは税務署に確認願います。
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外貨預金実質利回り計算
(利息部分について20%の源泉徴収済み)
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