NISAで日経平均を10年前に毎月1万円貯蓄すればいくらになっていたか?

シミュレーション

NISAは2024年1月に新しくなり年間投資枠が拡大し非課税保有期間が無期限になりましたが、何を買ったら良いかよくわからないとの話を聞きます。

企業の株を購入してみるのも良いですが、やはり貯蓄として大火傷は追いたくないのが心情です。そこで色々な株や債券などを集めた投資信託が初心者としては安心できるのではないでしょうか?もちろん、投資信託にもハイリスク・ハイリターンからローリスク・ローリターンのものまで多くの種類があります。

結局は自己責任で何に投資するかは決める必要がありますが、一つの選択肢としてインデックス型の投資信託があります。よくニュースで流れる日経平均株価など市場全体の動きを表す代表的な指数に連動した値動きを目指して運用する投資信託です。

今から見ると10年前にどのような株や投資信託でも購入しておけば、ほぼかなりの利益を得ることができています。実際に日経平均はどのような推移であったかを見てみます。(もちろん10年前にはNISAはないので仮定です。)

2013年1月4日 OPEN: 10,604
2023年12月29日 CLOSE: 33,464


10年で日経平均株価は約3倍となっています。日経平均のインデックス型の投資信託に投資していると3倍になったことになります。ただし!!2013年1月4日に全額投資して、2023年まで何もせずに値動きを眺めておくと言う方はまずいません。このような投資はもちろん長期の投資に向いてなくリスクも大きくなります。

それではどのような投資方法が良いかというとドル・コスト平均法(Wikipedia)です。毎月定期的に同じタイミングで同じ金額の商品を購入することで平均購入単価を抑えます。

それでは、毎月1万円ずつ月末に購入すればいくらになっていたかを確認してきましょう。

投資信託なので口数で計算します。1口=1円の投資信託を10,000円分購入した場合、基準価格が10,000円の時は10,000口を購入することができます。この計算を前提に10年間で毎月末に1万円分を購入したときに何口購入できることになるかを計算してみます。

計算すると、646,335口となります。2023年12月29日の時点の金額は、
受取可能額 = 646,335口 x 33,464円(基準価格) / 10000 = 2,162,895円となります。

単純に1万円を10年間毎月たんす預金していくと1万円x12ヶ月x10年=120万円なので10年間の平均利回りは、
8.02%となります。コツコツ積み立てていくとインデックス型の投信信託だけで、8%を超える利益を得ることができます。

ただし!!重要なので何回も言いますがこれまでの10年とこれからの10年が同じように動くかは誰も分かりません。実際、過去の10年の間で7000円近く下落したこともありますが、長期で見ると大きな利益を得ることができます。このため、少なくとも10年は地道にコツコツ積立できるように余裕資金にて貯蓄できるようにする必要があります。

しかもNISA以外では運用益に約20%の税金がかかります。210万-120万=90万に20%をかけると18万円も税金がかかってきます。NISAでは非課税なので非常にお得です。ぜひ皆様も始めてみましょう。

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